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各パーツを外表にひっくり返します。手足や頭の鼻先など細い部分は菜箸やスタッフィングスティックを使いながら、布を丁寧に押し出します。ポリエステル綿を縦の方向に細長く裂き、ひも状のまま奥の方から丁寧に隙間なく詰めていきます(写真A参照)。綿は小さくちぎりながら詰めていくと、中でダマになり、すきまができやすいので、かえって詰めにくかったりします。 (注)頭以外は、胴体に手、足、頭を接続してから綿を詰めます。
綿づめは、上質のテディベアを作るうえでとても大切で、テクニックとエネルギーのいる作業です。そのポイントを下記に示します。
ポイント1.綿はひも状で、かつ適切な太さで。
鼻先、手の先、つま先など、細い箇所は綿も細く、その他面積が大きい箇所(頭の上部、胴体、腕、太もも)などは、綿も少し太めにと、適切な太さで詰めると効率よく、固く詰めることができます。大体の綿の太さの目安としては、
- 身長20cm前後のベア・・・細い箇所(約1cm)、太い箇所(約3cm)
- 身長30cm前後のベア・・・細い箇所(約1.5〜2cm)、太い箇所(約4cm)
- 身長60cm前後のベア・・・細い箇所(約3cm)、太い箇所(約5〜6cm)
※細い箇所・・・鼻先、手の先、足底など。太い箇所・・・頭部、胴体、腕、太ももなど。
ポイント2.綿の詰め具合(固さ)は布の性質をチェックしてから。
綿は、モヘアのように丈夫な布であれば、固くつめても問題はありませんが、アクリルなど比較的安価な材質を使う場合は、布地がネット状になっているものがあるため、綿をたくさん詰めると、とっても太ったデブ熊になってしまうことがあります。ですから、あらかじめ、布をひっぱってみて、地伸びするタイプの布であれば、全体を均一に詰めることだけ気をつけ、あまり、一生懸命たくさん入れないほうがフォルムがきれいです。地伸びしないタイプの布であれば、逆にしっかりと丁寧に固めに入れて、長く愛用していても型崩れしない上質のテディベアを作りましょう。最近では、アクリルの布でも下地に糊を塗って、地伸びしないように加工したものもありますから、材質で綿の固さを決めるのではなく、手でひっぱってチェックしてみてください。
ポイント3.綿は全体に均一に。
綿は1体のベアとして見た場合、極端に固くつまっている箇所や、柔らかい箇所があったり、ムラがあるとあまりよくありません。例えば、鼻先はとても固く詰めたのに,顔の頬とか頭部の上のほうは、柔らかめにつめたとします。最初は問題がなくても、しばらくするとなかで綿が泳いで、鼻がぺッチャンコにつぶれてしまったりします。綿は隙間のある柔らかなほうに泳ぎやすいので、全体を均一に詰めることをお薦めします。また、綿の固さは、例えば小さい赤ちゃんや幼児に与えるために作る場合などは、フワフワとした感触の柔らかいソフトタイプのテディに仕上げた方がよかったり、また、作る人の好みやたまには柔らかめのテディをつくってみたくなったりと、時と場合によりますので、一概にしっかりと綿をいつもつめなくてもよいのですが、いずれの場合においても綿は、全体に均一に詰めることをおすすめします。あるレベルまで固くつめられるようになって、ガラスアイを使用する場合などは、顔だけはカチカチになるまでは詰めず、やや目がくぼむ程度に綿の固さを加減したりしますが、それは、あるレベルに達した固さでの話です。おいおいご紹介する機会がありましたら、また詳しく紹介させて頂きます。
ポイント4.詰めやすい太さのスタッフィングスティックを使う。
綿をつめるときは、手のひら全体で詰めることが出来るスタッフィングスティックを使うと詰めやすいです。スタッフィングスティックの選びかたですが、
と上記がだいたいの基準です。だいたいの長さのスタッフィングスティックを揃えたら、あとは自分の使いやすい太さに鉛筆を削るように、カッターナイフで好みの太さに棒先10cmぐらいを削るとより使いやすくなります。スタッフィングスティックは長くなればなるほど、太めに出来ていますので、そのままだと長さはちょうどいいのですが、太くて詰めにくいので先細りに加工すると使いやすくなるのでおすすめです。ただし、あまり先端を細く削りすぎると、力をこめて綿を詰めているときに布に穴を開けてしまうことがあるので、先端はせいぜい5mmより細くは削らないほうがいいでしょう。
はじめて作られる方や初心者の方は最初からこれらすべての要素を取り入れることは大変だと思うのですが、何体か作っていく中で、上記のことを時々思い出して、チェックしてみると良いかと思います。
次回は顔の作り方とプラスチックジョイントの接続の仕方です。お楽しみに。
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